第220回放送・・・曲のテーマ:冬に聞きたいあのメロディー

マンマ質問:70代女性からの質問です。
乳がん検診は何歳まで受けたらいいのでしょうか?

がん検診の目的はがんを早期発見し、早期治療につなげることで、がんによる死亡を防ぐことです。
現在、日本での乳がん検診は40歳以上の女性に対して推奨されており、推奨年齢の上限はありません。つまり、制度的には何歳であろうが検診を受けることはできます。しかし、世界的には推奨年齢の上限がある国が多くなっています。
日本人の死因のトップはがんですが、この頻度は年齢と共に変化し、70歳代になると心疾患や脳血管疾患、肺炎等が原因で亡くなる方が多くなります。
また加齢に伴う、がんの発生部位別(女性)による死因の変化をみてみますと、40代では乳がん、子宮がん、卵巣がんが多くを占める一方、70歳以上になると、消化器系(胃、大腸、肝臓)と肺がんの割合が増加し、乳がん、子宮がん、卵巣がんを上回るようになります。
つまり、70歳を超えると乳がん以外の原因で死亡する頻度が圧倒的に多くなるので、乳がん検診を受ける意味合いが少なくなるという訳です。ですから乳がん検診を受ける推奨年齢はおおむね75歳くらいまでという意見もあります。
しかしながら、何歳になっても乳がんは発生します。
気になる症状があれば専門医に相談しましょう!
第221回放送:2019年2月12日(火)20時~21時生放送でお届けします。

この記事は下記の番組より投稿しております。

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第2・4・5火曜日20:00~20:50

かなめとふみのマンマるトーク

FM21をキーステーションにFMレキオ・FM本部・FM久米島四局同時放送でお届けしています。
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